お台場デート6

公開日: : お台場デート

何十分くらい、私たちは、体を重ねていただろう。
お台場の観覧車は、一周が16分だというから、体を重ねはじめてから経っている時間は、ほんの数分なんだろう。
それなのに、永遠のように長い時間に感じた。
顔を上げて、もう一度重ねた私の唇には、ついさっきのご主人様の温もりと潤い、
そして香りが残っているのが分かる。
「…んんっ…」
唇の間から漏れる声には、快感の色が混じり始めていた。
彼を受け入れながらのキスは、私を少し大胆にする。
「もっと舌を出せよ」
ご主人様に言われて、私は長く長く舌を絡ませる。
彼の唾液と私の唾液が、マーブルのように混ざっていくのを感じた。

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